メルセデスベンツ W203 フロントハブベアリング交換
走行中にうなり音が出るとの事で、お預かり致しました。
試運転を実施すると確かにかなりのうなり音。
これはうるさい・・・
せっかくエレガントな走行が可能なメルセデスですので、これではいけません。

早速リフトアップして点検します。

一番怪しいのは、やはりフロントハブ。
左右フロントハブのガタツキを確認すると、左右ともガタガタ。
このベアリングはプレロードの調整が必要なタイプですので、ガタツキ自体はプレロード調整を行えば、
ガタツキ自体は収まるかと思いますが、問題はガタツキがなぜ出てしまったのか?が重要です。
ご想像の通り、ベアリング及びベアリングレースの摩耗が原因です。
摩耗が進むと、この車両の様にうなり音がではじめます。

↑これがハブアッセンブリーです。
真ん中の丸いキャップを外すと

このような部品が出てきます。
この奥にベアリングがあるのですが、写真撮り忘れてしまいました💦
うなり音の原因はやはりベアリングで間違いなさそうです。

新品に交換です。

ベアリングレースも同時交換です。

ハブグリスをしっかり圧入して組み付けます。

プレロードを取り、ハブリングをロックします。

新品のキャップを取り付けて完成です。
試運転を実施して、音がしない事を確認した上でご納車です。
メルセデスらしい、静かな走行が出来るようになりました。


























